理学部案内2023
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富山大学に留学するきっかけ中学を卒業した頃から留学したいという思いがあり、留学先をいろいろ調べていました。小さいころから日本のアニメを見ていたこともあって日本には親近感があったことも決め手となって、まずは日本語学校に通い、日本語学校の先生の薦めで富山大学を知りました。ホームページを見ると、KAGRAの研究や、私が興味をもっている素粒子や初期宇宙についての研究が行われていたので、富山大学理学部への進学を決めました。キャンパスライフ来日して初めの頃は、生活習慣やちょっとした文化の違いがわからず、困ったこともありましたが、大学で友達に相談したり教えてもらって、ずいぶん助けてもらいました。大学の近くで一人暮らしをしているので、昼食と夕食はキャンパス内の学食を利用しています。家庭料理のようなメニューがいろいろあるので、飽きることもなく助かっています。将来の夢私は、素粒子標準理論や初期宇宙に興味があるので、もっともっと勉強して、修士課程を経て博士課程まで進みたいと思っています。将来は、研究者として、初期宇宙の研究と、素粒子標準理論を超える物理の理論の研究に携わりたいと思っています。アドバイス留学というと、不安になりがちですが、高校の知識がしっかりあれば大丈夫だと思います。ただ、英語はちゃんと勉強した方がいいですね。私の場合、大学の授業は2年生までは問題なくスムーズに進められましたが、3年生から急に難しくなった印象で、勉強についていくのが大変ですが、自分の興味のある世界がどんどん追及できるので、苦労もありますが充実しています。物理学科4年中国出身キャンパスライフキャンパス内は広く、自然豊かで雰囲気がいいと思います。コンビニやカフェがあるのでそのときの気分で使い分けできますし、学食は品数も多いのでよく利用しています。また、中央図書館は広くて本も多く、学習スペースもあるので便利です。僕の場合、以前は自宅から電車と市内電車を乗り継いで通学していましたが、4年の時にそれまで貯めていた奨学金を使って車を購入し、車で通学できるようになったので、電車の時刻にとらわれることなく研究に没頭しています。また友達とのランチや、家族との休日ドライブなど行動範囲がずいぶん広がって地元を満喫しています。将来について僕は、文系よりも理系の科目の方が興味を持て、元々何かを「つくる」ということが好きだったので「化学」の道に進みました。就職については、具体的に決めていませんが、富山県が薬で有名なこともあり、製薬関連の会社に就職したいと考えています。大学で得た経験や知識を生かして、「好き」と思える仕事ができたらいいなと考えています。高校生へのメッセージ「英語と化学を勉強しておいた方がいい」って言いたいです。僕は化学が好きだったこともありそれなりの成績だったと思うのですが、英語がとても苦手でした。英語は在学中避けることはできないと思いますし、大学院への進学を考えているならTOEICの成績が必要になるので早めにやっておく方がいいと思います。後は、勉強するのは大事だけど、適度に遊ぶことも大事だと思います。理工学研究科生命・物質科学プログラム修士課程1年富山県出身24理学部の学生生活インタビュー

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