sus2018
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●行政機関 ●外部機関 ●地元企業 ●地元市民富山大学全学連携材 料デザイン工学科都市・交通デザイン学科地 球システム科学科工学部都市デザイン学部3学科連携テーマ理学部薬学部医学部都市交通政策ユニット先端材料研究センター研究推進機構地域連携推進機構学内共同教育研究施設国際交流センター教育・学生支援機構経済学部芸術文化学部人文学部人間発達科学部連携連携外 部安 永●はい。また、豊かな自然と立山信仰を活かしたエコツーリズムも提案したいと思います。そして日本海側都市との協働。かつて北前船では各都市の得意なところを結び付けて発展してきた歴史があります。そんな感じで日本海側の都市を結び付けて問題解決していくという考え方です。久保田●この協働は矢口先生のアイディアとも関連性がありますか?矢 口●それぞれの地域の共通点や共感できるところを見つけて、連携し合うことで新しい価値を生み出すことができるということ。これはツーリズムの考え方と共通項があると思います。久保田●阿久井先生もツーリズムを出しておられますね。阿久井●例えばスイスでは自転車と鉄道を連動させたツーリズムを展開しています。富山もコンパクトシティにもう一皮、自転車と電車をつなげて外への広がりをもたせられたらいいと思います。このほかにもプロダクトツーリズム、フードツーリズムなども積極的に発信していけば観光のバリエーションが広がります。そして市民を巻き込んでマネジメントしていくことが大事。自分たちで創ることが「シビックプライド」を醸成し、持続可能な社会づくりのカギになっていくと思います。久保田●マネジメントの視点は大事ですね。矢 口●今の時代、どの大学でも地域の人たちと連携して学んでいける時代ですからね。久保田●そういう連携や協働、協創をしながら地域の資源を再発見して、高めていくことが、地域を元気にするのですね。矢 口●我々、都市デザイン学部が重視しているのは4年間、学生たちにいろんな共感を提供すること。共感できる学びが大切なのです。久保田●ここまで議論してきて思ったのは、「あれっ?」と思うくらい専門分野の違う3学科の先生の意見にたくさんの共感、共有があったことです。たくさんのキーワードを共有し、同じような感覚をもってコラボレーションしていけることはこの学部の強み。今日、改めて確信しました。矢 口●そして学生たちはこの富山で地理的な魅力やダイナミックな自然環境、産業集積、多様なエネルギー資源などを実感しながら、学んでいくことができる。富山はそれができるスケール感なのですね。東京では大都市の有様しか見えない。でも、富山なら実感できる。このスケール感が最大の魅力なんだと思います。安 永●そうですね。この富山という実践フィールドにおける「学びの可能性」は無限大に広がっていると思います。久保田●同感です。持続可能な都市をデザインしていく上で、富山には、学生たちが等身大で実感できる学びがあります。私たち教員も全員で力をあわせ、価値を共有しながら、実感できる学びの可能性を切り拓いていきたいと思います。【STEP5】収束思考・検証ラフスケッチによるイメージの共有都市デザイン学部を中心とした連携構想図5実感して学べる、 ほどよいスケール感。(都市・交通デザイン学科 矢口)都市デザイン学部 デザイン思考ワークショップ5

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