医学部50周年
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沿革スタッフ研究活動の概要教育内容の概要教養教育院教養英語への参画国際機構との連携(木村裕三) 平成28(2016)年教養教育院の設立に伴い、それまで医学部英語講座を構成していた水野真理子氏、セロン・ムラー氏(2024年度早稲田大学所沢キャンパスへ転出)が教養教育院へ移籍となり、英語講座を構成するスタッフは木村裕三のみとなった。木村裕三2003年9月採用~2008年3月(助・准教授)2008年4月~現在まで(教授)2020年4月~現在まで(国際機構副機構長) 木村の研究は英語教師・生徒の英語学習における動機づけを質的アプローチから取り組んでいる。また、分担者として、「教室内英語力評価尺度」を活用した小学校外国語授業改善と小学校英語教師の成長にも取り組んでいる。科研費受入状況(40週年記念誌以降)は以下の通りである。・2017~2022年度 基盤研究(C)分担者・2017~2023年度 基盤研究(C)代表者・2018年度 富山第一銀行奨学財団助成事業・2020~2023年度 基盤研究(C)分担者・2021~2024年度 基盤研究(C)代表者・2023~2026年度 基盤研究(C)分担者 医学部における英語講座の主な任務は、医学英語カリキュラムの維持向上にある。医学英語Ⅰ(医学科2年次前期)は、木村と教養教育院所属ネイティブ教員、非常勤ネイティブ教員の3名で担当している。1学年を4つのグループに分け、前半と後半でネイティブ教員と木村の担当を入れ替えている。4グループを3人で担当するため、変則的時間割となっている。医学英語Ⅱ(医学科3年次後期)、医学英語Ⅲ(医学科4年次前期)は、2023年度までは半期15回であったが、医学科カリキュラム改訂のため2024年度から12回となっている。医学英語Ⅱ、医学英語Ⅲともに、総勢21名の教員で担当している。具体的には、医学科所属留学生(TA)と医学科教員、国際機構教員合わせて18名、教養教育院所属ネイティブ教員1名、非常勤ネイティブ教員1名、木村で構成されている。受講生は10コースの中から興味に基づいて選択できるようにしており、毎回わずかながら教員の入れ替えを更新しながら医学教育の質を担保している。 教養教育院設立以来、木村は後期2コマ、基盤英語ⅡとESPⅡを担当している。基盤英語ⅡはTOEICIPの得点向上を目指す科目であり、ESPⅡは英語教員だけでなく、全学部から各自の専門性を反映させた教養英語授業として位置づけられた授業である。 木村の基盤英語Ⅱは、Moodleに構築した独自のTOEICドリルを活用している。ESPⅡでは、英語の4技能を向上させる授業としてオーセンティックな教材をネットから活用し、グループ活動でを介して読解⇒プレゼンテーション⇒ライティングまで統合的に展開している。 2020年以降国際機構副機構長を拝命し、主として国際機構交流部門長の1年次生60名海外派遣事業を支援している。国際機構の全身である国際交流センター時に、以下の国際シンポジウムにセロン・ムラー氏(当時教養教育院)とモデレーターとして企画参加・協力した。 文部科学省平成29年度科学技術人材育成費補助事業ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(特色型)①グローバル時代における外国語教育の未来を考える:動機づけと自律学習 日時:2017年2月19日 場所:富山大学共通教育棟C棟C11 演者:EmaUshioda,LornaCarson,中田賀之,②グローバル時代における外国語教育の未来を考える:動機づけと教師の役割 日時:2017年12月9日(土)~10日(日) 場所:県民会館 演社:EmaUshioda,MagdalenaKubaniyova.楊魯新金兌英96 英語講座

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