医学部50周年
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沿革教育研究社会貢献H19年2月~長谷川ともみ(代替)松本美子新酒喜代美教授年度H6H7H8H9H10H11H12H13H14H15H16H17H18H19H20H21H22H23H24H25湯川倫代廣瀬幸美桶本千史H26H27H28H29H30R1桶本千史R2R3R4R5R6准教授助手・助教(H19~)下条由季子一木(旧姓:飯室)美智子小森(旧姓:長谷川)嘉奈子桶本(旧姓:宮本)千史渡辺恵里小森嘉奈子島田(旧姓:林)佳奈子高木園美(代替)守山由紀子(非常勤)高橋久子(非常勤)松本美子(代替)岡畑知恵島田佳奈子R4年9月~亀谷茉里子(桶本千史)小児看護学講座では、あらゆる健康状態にある小児とその家族を対象に、子どもの成長発達や成育環境、子どもと家族の健康増進のための諸理論を基に、子どもの最善の利益を基本とした看護ケアについて教育・研究活動を行っている。当講座は、平成5年4月に開設された看護学科の臨床看護学講座の一領域として開講されたのが始まりである。以降、教授1名、助手1名で講座を運営してきたが、平成22年度より、入学定員増加に伴う寄付講座の設置で准教授1名を追加し、3名の構成員による教育・研究活動を実施した。下記表の通りに教員人事を経て、現在の構成員は准教授1名(桶本千史)、助教1名(亀谷茉里子)の計2名である。表 小児看護学講座成員の推移学部教育では、「小児看護学総論」「小児看護論」「小児看護学実習」を担当している。「総合実習」では毎年6~8人の学生が実習を行っている。富山大学附属病院小児病棟、周産母子センター(NICU・GCU)、小児科外来に加え、令和4年度からは地域の福祉事業所等の協力も得て実習を展開し、病院内だけでなく地域・在宅での継続的な小児と家族に対する看護を学ぶ機会を提供している。「看護研究」では毎年6~8人の学生が卒業論文を作成している。幼児期の予防接種や小児がん、医療的ケア児等、学生の興味関心に応じて様々な内容をテーマとしてきた。大学院教育では、総合医薬学研究科(修士課程)総合医薬学専攻看護学科プログラム研究者コースの「小児看護論Ⅰ」「小児看護論Ⅱ」の他、「母性看護学特論Ⅱ」と「看護研究」の一部、また、専門看護師(CNS)コース「周産期看護実践演習Ⅳ」とナースプラクティショナー(NP)コース「アドバンスプラクティス基礎実習Ⅱ」の一部講義を担当している。これまでに当講座員が取り組んできた研究テーマは、先天性心疾患児や医療的ケア児、重症心身障がい児、及びその家族に関する研究等がある。科学研究費は、過去10年間に基盤研究(C)2件、若手研究(B)1件、研究スタート支援1件を獲得している。県内で小児の保健・医療、保育・教育、福祉等に係る専門職者が集う富山県小児保健協会の理事の一人を当講座員が務めている。第47回および第50回富山県小児保健学会の学術集会長を長谷川ともみ教授、第55回と第62回学術集会長を桶本千史准教授が担った。平成27年度からは社会的課題となっている医療的ケア児とその家族に対する支援に寄与するため、多職種連携富山県小児医療的ケア実技研修会を毎年開催している。本実績を基に、令和元年から富山県厚生部障害福祉課(令和4年からは富山県医療的ケア児等支援センター)主催で毎年開催されている富山県医療的ケア児等支援者養成研修の開催に協力している他、令和5年度からは富山県教育委員会の要請に応じて、富山県教育委員会医療的ケア指導チームの一員として活動に協力している。100 小児看護学講座

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