医学部50周年
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医学部創立50周年記念式典さて、近年、医療人教育は大きな変革期を迎えており、世界的に医療人教育の質保証が求められています。そこで医学科は、医学教育の質保証を目的として設立された日本医学教育評価機構(JACME)が実施する分野別評価を受審し、平成29年に世界医学教育連盟(WFME)の定めた医学教育の国際基準に適合していると認定を受けました。本学は、全国で7番目に審査を受け、認定は北陸3県で初めてです。国際認証の認定校であることは、本学の卒業生が米国医師国家試験の受験資格を持つことを意味しており、米国をはじめグローバルに医師としての活動を可能とするものです。その意味で、本学の医学教育が国際基準に適合しているとの認定を受けたことは、意義が大きいと考えています。また、看護学科は、看護学教育の質保証のために設置された日本看護学教育評価機構(JABNE)の認証を受けるべく、現在、看護学教育改革を進めています。大学院教育は、昭和57年に医学研究科博士課程、平成9年に修士課程(看護学専攻)、平成15年に修士課程(医科学専攻)、平成27年に博士後期課程(看護学専攻)が設置され、高い専門性と豊かな創造力を備えた研究者の育成に邁進して参りました。そして、令和4年に、大学院医学薬学教育部、大学院理工学教育部等の大学院を改組して、医学、薬学、理学、工学を総合した大学院総合医薬学研究科、大学院医薬理工学環を設置し、分野融合の高度研究人材の養成を開始しました。また、大学院総合医薬学研究科の看護科学プログラムにおいては、一定レベルの診療を行うことができる診療看護師(ナース・プラクティショナー(NP))コースを新設して、高度看護職人材の養成を開始しました。大学院研究科では、これまで、博士(医学)1,368名、博士(看護学)6名、3

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