医学部50周年
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修士(医科学)171名、修士(看護学)311名の学位取得者を輩出しています。修了生は、大学や研究機関の研究職をはじめとして、様々な領域で活躍しています。研究面では、医学部は、開学当初から「くすりの富山」の歴史を背負う薬学部および和漢医薬学総合研究所と密接に連携し、「西洋と東洋の融合」「基礎と臨床の融合」「医学と薬学の融合」を目標として、「和漢薬」に関する基礎研究から臨床応用までの一気通貫の研究をはじめとした特色ある研究活動を展開して参りました。また、再編・統合後は、総合大学としてのスケールメリットを生かすべく、理工系学部と連携したデータサイエンスや人工知能(AI)を用いた「脳科学」、「未病」、「再生医療」、「医療ビッグデータ」研究や、人文社会芸術系学部と連携した「健康なまちづくり」研究など、総合大学の強みを生かした世界レベルの研究を数多く行い、その研究成果を世界に発信しております。その結果、文部科学省、日本学術振興会、日本医療研究開発機構(AMED)、科学技術振興機構(JST)などにおいて本学の研究課題が多数採択され、研究の好循環を生み出しています。社会貢献面では、本学附属病院は、昭和54年に開院し、開院から45年が経過しました。附属病院は、特定機能病院としてロボット手術をはじめとした高度先進医療を提供するとともに、地域の医療機関と連携して地域医療の「最後の砦」としての役割を担ってきました。開院当初は15診療科から始まりましたが、現在は、50診療科から構成される病院となりました。 また、中央診療施設とは別に、疾患群ごとに複数の診療科が協力して診療にあたるセンターを院内に設置し、現在20のセンターが診療を行っています。附属病院(612床)の1日平均患者数は、入院488.8人、外来1,238.9人。年4

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