医学部50周年
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5                       医学部創立50周年記念式典間手術件数は15,188件。また、98の医療機関に529人の常勤医師を、184の医療機関に1,189人の非常勤医師を派遣することで、富山県内の地域医療を支えています。国立大学は、全ての都道府県に設置され、国民の高等教育における教育機会の平等を担保するとともに、高度人材の養成を図ることで、地域の教育、文化、社会、経済、産業、医療の拠点として、地域社会の発展に貢献して参りました。また、大学院教育の充実と高い水準の研究を推進することで、我が国の国際競争力の向上や国際的地位の向上を図るとともに、国際社会の発展に貢献して参りました。しかしながら、科学技術立国を目指す我が国は、現在、科学技術における国際的地位の低下をはじめとして未曽有の国難に直面しており、直面する様々な社会課題を解決する拠点として、国立大学に期待される役割はますます大きくなっています。富山大学医学部は、薬学部との連携に加えて、総合大学となった強みを生かして、人文社会芸術系学部や理工系学部と教育・研究・社会貢献においてさらなる連携の充実を図るとともに、関係機関等とも連携して、「総合知」で地域と世界に貢献することで、富山大学医学部の使命を全うする所存であります。最後になりますが、富山大学医学部の設置から本日に至るまで様々なご協力、ご支援をいただきました関係の皆様に深甚なる感謝を申し上げますとともに、今後とも、なお一層のご指導、ご鞭撻をお願い申し上げ、式辞とさせていただきます。令和6年11月1日

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