富山大学医学部後援会 会長 田尻 和人あったかもしれません。是非、様々な学生時代の経験を将来の糧として進んでほしいと思います。今年に入り、学生生活はこれまでの賑わいをほぼ取り戻し、実習や西医体、学園祭なども通常開催されるようになりました。大学内でも日焼けした学生さんや賑やかな声も響くようになっています。後援会の支援活動もこれまでにも増して積極的に行って参りたいと思います。また、西医体主管の本学の2度目の担当が令和8年度に決定しているとのことであり、後援会としても準備を進めて参りたいと思います。私は本学の平成10年の卒業で18期生となります。令和2年に長男が本学に入学させていただいたご縁で前会長から後援会理事にお声がけいただき、令和4年より会長を務めさせて頂いております。春になり新入学生を迎えると(2024年入学は44回生)、その入学者の中から富山県内、本学出身者のご両親などを探し、理事会にお誘いしております。あと10年くらいもすると親子で後援会理事(3代にわたり本学出身)という方も現れるのではと思います。今後も富山大学医学部の末永い発展とともに医学部後援会もその活動を継続してまいりたいと思います。この度は医学部開学50周年誠におめでとうございます。今後とも何卒よろしくお願いいたします。第3章 関連団体と地域活動この度は開学50周年という節目の時を迎えられましたこと、心よりお祝い申し上げます。昭和、平成、令和と3つの元号をまたぎ、富山大学が継続、発展していくことを大変嬉しく感じております。医学部後援会は、医学部学生の学生生活の後方支援を目的とした在学生の保護者の組織です。その発足の経緯としては、平成の初めに当大学が初めての西日本医科学生体育大会(通称西医体、医学生にとっては最大の体育大会、東日本では東医体あり)の主管校となった際にその援助のため設立されたと伺っております。その後、学生生活を支援する組織として皆様にご理解いただき、継続発展し、現在に至っております。学生生活の後方支援という目的に併せ、その支援内容は時代とともに多岐にわたるようになり、現在後援会では教育に関する支援として、献体、学内および学外研修、模試、国家試験などの経費の補助、課外活動に対する支援として、大学祭、部活動・サークル活動などへの援助、ワクチン接種費用補助、謝恩会や卒業アルバム制作費用補助などを行っております。ここ最近の後援会としての大きな出来事としては、やはり3年超にわたり続いた新型コロナ感染症に伴ういわゆる「コロナ禍」でしょうか。この間、学生生活は大きな影響を受け、西医体や学園祭の中止をはじめ、様々な人が交わる行事が自粛となりました。一方で、オンライン授業などのICT教育やシミュレーション教育の導入・発展など医学教育の場面でも大きな変化がありました。後援会としても一時どう支援してよいか迷う場面もありましたが、「コロナ禍」をたくましく乗り越えていく医学生たちの後方支援を継続しておりました。「コロナ禍」の負の側面は非常に大きなものであったかと思いますが、これからの長い、医学に関わる人生においては大事な期間で189開学50周年に際して ―医学部後援会より―
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