医学部50周年
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医学部創立50周年記念式典からもどんどん海外へ出ていかないといけませんし、海外からも留学生をたくさん受け入れて、しっかりと教育をして、そこで日本語教育も行った上で、いわゆるインターンシップ等も日本で行い、日本の企業にも勤めていただく流れに変わります。医学部では国家資格を取らなければならないため難しいかもしれませんが、大学院につきましては、積極的に働いていただきまして、海外との交流を是非とも深めていただき、国際共同研究を進めさせていただきたいと思っております。最後に、国立大学には、その財産である知的資源及び人的資源を最大限に生かし、いかに教育・研究、社会貢献を充実させ、社会のニーズに応えることができるかが問われております。本学の理念であります「地域と世界に向かって開かれた大学」として、社会を牽引し、ますます発展していくためには、医学部、薬学部、和漢研、附属病院をはじめ、全学的な体制で、医療人を育てていく必要があります。そして日本のみならず世界の発展に貢献できる人材の育成、並びに地域の発展に貢献できる人材の育成が強く求められております。開学50年を迎え、卒業生の皆様が富山県での医療を支えている事を誇りに思っています。また、日本全国でも医療に貢献していることも私達の誇りです。医学部創立50周年を迎えるにあたり、これまで関係者の皆様方には多大なるご支援・ご協力を賜りました。ここに重ねて篤くお礼申し上げますとともに、医学部関係教職員の皆様には、これまでの医学部の伝統を踏まえ、今後も引き続き、医学の教育・研究の発展と地域医療の充実に尽力いただきますよう、お願い申し上げます。私の個人的な意見も述べましたが、先の50年、富山大学のこれまでの苦労を糧に、ますます羽ばたいていただきたいということを祈念して、祝辞の言葉とかえさせていただきます。期待しております。9

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