教育学部案内2023
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発達の気になる子どもの援助コース(A,B)美術館子どもワークショップ運営コース3幼児の運動遊びコース子どもとのふれあい体験子どもとのふれあい体験5科学実験・ICT活用コース2遊び援助コース 「子どもとのふれあい体験」は、旧教育学部、人間発達科学部時代を含め20年以上続いている、本学部の1年生から3年生対象の特徴ある授業科目です。社会教育や生涯教育の分野で子どもとふれあう体験を通して、教育の本質を体験的に学ぶ機会を提供する目的で設定されています。この科目は、単に大学内だけに留まらずに、各コースとも地域社会に出て、関係団体・施設等との関わりの中で、人を育てる人を育成する科目として非常に重要な役割を果たしています。この科目を選択して、年間60時間の活動を行い、体験レポートを作成すると、2単位を取得できます。教員をめざす学生のみならず、公務員や一般企業への就職をめざす学生にとっても、社会と繋がる貴重な実践の場として認識されています。各コースの紹介46 本コースでは、ボランティア活動の基本的な考えや野外活動(自然体験)の魅力を理解するとともに、野外活動を安全に実施するための基礎的技術を習得し、子どもたちと充実した野外活動ができるようになることを目指します。 子どもたちの学習や生活をサポートする活動を通して、子どもたちの学習・生活上の特性や関係づくりの方法を理解し、子どもの発達を支援することを学びます。 学校教員になった際には、学外実習として開催される遠足や修学旅行で活用できる知識や技能となります。 遊び援助コースは、児童期の健全育成を体験的に理解するためのコースです。小学生は家庭・学校で生活するだけでなく、地域の様々な施設を利用して毎日を過ごしています。このコースでは、健全な遊び場を提供して放課後や土日祝日・長期休業中の子どもの生活を支える、児童福祉のための施設で子どもたちとふれあう体験を行います。このコースに参加することで、学校では見られない子どもの姿を身近に感じたり、小学校が児童健全育成施設とどのように連携すべきなのかを考えたりすることを目的としています。 本コースでは、子どもたちと一緒に、わくわくしながら運動遊びを体験します。運動が得意な人は、体を動かす楽しさを、子どもたちと分かち合いませんか?運動が苦手だと思っている人は、苦手意識があるからこそ、工夫して、「楽しい♪」、「できそう!」、「できた!!」と思える運動遊びを作成してみませんか? 上の写真は、令和3年度に実施したクリスマス運動教室の様子です。運動遊びを通して、子どもたちの笑顔を沢山ひきだすことができました。このようなプロジェクトを一緒に企画しましょう。 本コースでは、富山県内の美術館における子ども対象のワークショップ「とみだい☆ペケペケアートショップ」を準備・運営します。ここでは、展示作品の鑑賞をきっかけにした制作を行うワークショップを通して、子どもたちとふれあうことを目的とします。美術作品に親しむことを核にした作品との出会いの仕組み方や、楽しいものづくりの準備を行うことで、子どもたちに興味・関心を抱かせるための活動をどのように運営していくかについて実践的に学ぶことができるようにします。 昨年度は、オンライン開催や鑑賞後の作品作りのための材料提供のみの回も含め、合計6回のワークショップを開催しました。 本コースでは、主に学校外における教育機会への参加を通じて、子どもとのふれあいの中で広い意味でのサイエンス・教科教育・ICT活用を行うための基礎を学びます。子どもに「楽しい」「面白い」と感じてもらいながら正しい科学やICTの知識を身につけてもらうための工夫を重ねる中で、自分自身(受講生)の学習と教育実践を結び付ける力を養います。 子どもたちを対象にした楽しい実験の場を設けるための企画立案や実験内容の検討を行いながら、安全に配慮した子ども向け実験・ICT活用を行うための力を養います。 小学校や中学校には、軽度の知的障害児や発達障害児、そして特に医学的な名前はついていないけれども、発達が気になる子どもが数%在籍しています。本コースでは、発達障害児などの子どもを育てている親の会で、『富山県LD等発達障害及び周辺児者親の会「ゆうの会」』に参加して、子どもたちの健全育成を図ります。 「ゆうの会」それ自体は親の会ですが、その子どもたちは発達障害や軽度の知的障害を有しています。こうした子どもたちに、健全な遊び場や社会参加・社会貢献できる場を保証することで、子どもの発達を促す場づくりを行っています。なお、本コースは、子どもの年齢に応じて小学部と中・高部の2つのグループに分かれています。1野外活動コース(1,2,3)9

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