医学部案内2022
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20学習管理システム(Moodle)から提供されるオンライン授業自宅での心肺蘇生講習会とオンライングループ学修オンラインシナリオ学修(Body Interact®)情報通信技術を活用した医療人教育文部科学省「感染症医療人材養成事業」に採択今年度,文部科学省「感染症医療人材養成事業」に採択されました。新型コロナウイルス感染症等に関する知識や技能を,オンラインシナリオ学修やシミュレーション実習により修得します。その結果,感染対策に役立つオンライン診療業務の経験を積むことができます。医学部では,2015年度に国際認証を受審し,学習管理システム(Moodle)を用いた学修のオンライン化を進めていました。そのような中でコロナ禍が発生しました。そのため,今回のパンデミックでも,Zoom等を駆使したオンライン授業への移行がスムーズに行えました。オンライン授業では,講義のみならず,心肺蘇生講習会,臨地実習,グループ討議,試験にもオンラインを活用するなど,新しい学修法に学生と教職員が協力して取り組んでいます。また,なかなか訓練機会のない医療行為は,医療用シミュレータを用いた訓練を実施しています。また,学生同士でもスマートフォンを用いて医療行為の練習や評価ができるシステムを先駆けて構築し,運用しています。人との接触が難しいこのコロナ禍においても,医療安全を担保するための多職種連携は重要です。そのため,お互いの役割を理解し,かつコミュニケーション能力を向上させるために,オンラインを用いた医学・薬学・看護学合同での演習を実施するなど,どのような状況下においても教育の質を維持できるよう取り組みを続けています。TOPICS情報通信技術(ICT)を活用したコロナ禍の医療人育成

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