25まず入学後の1年間は教養科目が中心となります。受験勉強から解放され様々な分野のトピックに触れるとともに，医療人としての基礎を身につけるための様々な講義が開講されています。時間にも比較的余裕があるため大変有意義な１年を過ごすことができると思います。２年生以降になると医学の勉強が中心となります。まずは解剖学や生理学をはじめとした人体の構造や機能についての基礎を学びます。3年生になると臨床系の各科目を臓器ごとに詳しく学んでいきます。4年生の夏にはCBT/OSCEといった臨床実習に出るための共用試験があり，これらに合格すると晴れて病院での実習が始まります。私も現在は臨床実習の日々を過ごしており，未熟さを痛感する毎日ですが，患者さん1人1人に向き合わせて頂くことで疾患や治療についての理解が深まり，自身の成長を感じています。現在は新型コロナウイルスの影響で中止されていますが，選択実習では海外での実習も可能です。また，基礎研究に興味のある学生には研究医養成プログラムがあり，早い段階から自分の興味のある分野について研究できます。他にも，図書館は24時間利用可能であり施設環境も整っています。富山大学では部活動も盛んです。昨年と今年は，新型コロナウイルスの影響で中止を余儀なくされていますが，多くの体育部は夏の西日本医科学生総合体育大会（西医体）に向けて練習に励むことになります。私はバドミントン部に所属しており，夏の大会に向けて仲間と一丸となって練習に励んだ日々はとても良い思い出です。同時に，部活動で得られた先輩・後輩，そして同期を含めた縦のつながりは今後の大きな財産になると思います。また，医療系学部ならではの活動団体も数多くあり，小児科訪問や救急医学勉強会など様々な活動が行われています。私自身は県外出身であり富山という地は初めてでしたが，富山大学に入学し感じる一番の魅力は，勉強や部活動をはじめ自分のやりたい事に対して伸び伸びと熱中できる環境があることだと思います。晴天の日の立山連峰は絶景であり，冬には気軽にゲレンデに行くことができ，都会では感じることの出来ない自然の雄大さに触れることができます。こうした環境で過ごす６年間は心身ともに自分を大きく成長させてくれると思います。ぜひ，皆さんと富山の地でお会いし共に学べる日が来ることを楽しみにしております。医学部 医学科5年西田 信宏（神奈川県・神奈川大学附属高等学校卒業）皆さんは富山大学医学部と聞いて何を思い浮かべるでしょうか。多くの方が全国にある地方国立大学医学部の一つと思われることでしょう。今回はそうした皆さんに少しでも入学後のイメージが湧くような紹介ができれば幸いです。入学式医学薬学祭卒業式富山で過ごす実りある大学生活Campus Scene
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