薬学部案内2023
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● 専門英語●ニュージーランド語学研修●南カリフォルニア大学臨床薬剤師教育研修富山大学薬学部では、国内だけでなく海外の薬剤師養成や薬剤師業務について学ぶため、希望者は提携校である南カリフォルニア大学での研修を行っています。● 就職や将来に役立つTOEICサポート(創薬科学科)● 独自の対策プログラムによる薬剤師国家試験サポート (薬学科)キャリアサポート薬剤師国家試験(令和4年3月)新卒者合格率91.8%(全国平均85.24%)早期体験実習富山県内の製薬企業を訪問し、工場見学をします。実際の医薬品の製造工程を学ぶことができます。くすりを創る(創薬科学科)早期体験実習富山県内の病院・調剤薬局での調剤業務を見学します。病態薬物治療学、疾病医療学など臨床薬学系には必修の科目で、医薬品や疾患について、より深く学びます。くすりを使う(薬学科)総合薬学演習10人程度のグループで興味ある医薬品を選び、その発見の歴史、合成法、薬理作用等を調べ、教員・学生の前で発表します。医薬品ひとつが出来上がるまでの道のりを学びます。くすりを知る創薬化学、製薬企業と創薬創薬に必要な最新の専門知識と技術を学びます。先端分子薬学最新のライフサイエンスをベースに分子・細胞レベルでの生体と医薬品の関連を学びます。実務実習本学附属病院を含む富山県内の病院や地域薬局で5.5か月の臨床薬学実習を行い、薬剤師の業務を学びます。田澤 裕太修士課程1年私は創薬科学科4年次の7月19日から30日までの約2週間、南カリフォルニア大学の薬学研修に参加しました。コロナ禍のため研修はオンラインでの参加でしたが、中国や韓国を中心に世界中の国から200名近くの学生が参加しました。研修では、Pharmaceutical Science, Clinical Treatment, Health Economics, Regulatory Scienceの4つの領域のいずれかに分かれ、特別講義を受けました。その後、参加学生は18グループに分かれ、テーマ薬物について上記4領域の観点から調査、ディスカッション等を行い、与えられた問題に答えたり、プレゼン資料を作り最終日に発表しました。私はRegulatory Scienceを選択し、米国における薬の承認までの流れや、様々な試験等について学ぶことができました。講義で印象的だったことは、日本と違い学生がとても積極的に発言することでした。私のグループは「イスツリサ」という薬物についてグループでの調査活動を行いました。各領域の担当メンバーで意見を出し合いながらGoogle slideを用いて資料を作成しました。研修の時間外でもメールやWhatsAppというメッセージアプリを使って情報共有をしました。すべて英語でのやりとりのため、情報を調べたり、内容を理解したり、意見を伝えたりするのはとても大変でしたが、能動的にコミュニケーションをとれたことで刺激的な体験に繋がり、とても有意義な時間となりました。この研修を通して海外の学生の勉学に対する姿勢や積極性、英語力の高さを目の当たりにしたことも貴重な経験です。現在は修士課程に進学しましたが、海外の学生のように何事にも積極的に挑戦する精神を大切にしたいと思います。短い期間ではありましたが、南カリフォルニア大学のTAのサポートなども充実していたため、英語に苦労しながらも最後までやりきることができました。今後も本学の多くの学生がこのプログラムを通じ、薬学生としての視野を広げる体験をすることを願います。一番右が田澤さん12

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