都市デザイン学部案内2022
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都市デザイン学部 教育の特長11■「都市政策支援事業」の募集を行っています。大学が有する都市・交通政策に関する知見・ノウハウを活かして、自治体・協議会等による計画策定・事業推進等を支援する事業です。都市政策支援ユニットに所属する教員が自治体等の担当者に指導・助言を行いながら実施します。調査実施や報告書とりまとめ等に関しては、民間のコンサルタント会社等と連携することも可能です。国内最大級・最新鋭の万能試験機を用いた実験風景都市デザイン学部実験実習棟は、2019年に完成した新しい施設です。最新の機器を用いて、都市のインフラをデザインしていくために必要となる、コンクリート、構造、水、土について、さまざまな実験を行うことができます。また、地形や構造物などの測量に関する機器と演習室も備えています。①社会人の人材育成自治体の都市・交通政策の担当者、交通事業者、交通まちづくりに取組む市民等を対象とした講義・研究会等の開催②都市・交通政策支援都市・交通に関する課題解決に向けた自治体・企業等への政策支援(例)地域活性化に寄与する公共交通(鉄道・軌道・バス等)の政策・技術支援、中心市街地の活性化を促す公共空間の賑わい創出政策支援、高齢者や身体障がい者の福祉を踏まえた交通まちづくりの実践、コミュニティバスの路線設定・利用促進策の実施など。活動内容造波装置(波を作る装置)を用いた実験風景先進的な都市・交通に関する研究成果にもとづき、社会人の人材育成と自治体・企業等への政策支援を行うことによって、都市デザイン学部と社会との連携を図るとともに、大学として社会貢献に寄与することを目的としています。富山大学のアルミニウムを始めとする材料研究は、日本海側で最高のポテンシャルを誇ります。これを背景に先進アルミニウム国際研究センターを配置し、富山の金属関連産業と連携して、世界水準の教育と研究を進めています。また、2021年4月からはマグネシウムに強い熊本大学と連携して、日本の拠点となる先進軽金属材料国際研究機構を、文部科学省の認可を得て設立しました。海外の大学と共同して、環境・エネルギー・高機能都市・資源循環・医療介護など各分野に、軽金属材料を適用するためのあらゆる研究課題に取り組んでいます。ここでは、原子レベルで材料をデザインする視点を持ち、基礎研究を社会実装レベルに高めていく力が身に付きます。局地的な集中豪雨や豪雪、地震、火山の噴火といった様々な自然災害への対応が求められる中、富山大学では行政と連携しながら、防災・減災に向けて各種の取組みを行っています。先進軽金属材料国際研究機構先進アルミニウム国際研究センターhttp://www3.u-toyama.ac.jp/camric/■活性金属研究部門アルミニウム、マグネシウム、リチウムを含む金属材料開発およびその周辺技術開発に関する研究の推進■軽量材料研究部門軽量材料とその構造体の製造、用途拡大およびその周辺技術開発に関する研究の推進■アルミリサイクル部門アルミニウムを含む金属材料のリサイクル技術に関する研究の推進①国土交通省北陸地方整備局との連携富山大学と国土交通省北陸地方整備局は、2014年2月に連携・協力に関する協定を締結しました。防災技術セミナーを定期的に開催し、自治体などの防災担当者の防災技術力向上と北陸地域の防災力向上に取り組んでいます。②富山県との連携弥陀ヶ原火山は、毎年多くの観光客が訪れる立山にあり、2014年御嶽山噴火のような水蒸気噴火が危惧されています。富山大学は、富山県や関係自治体、関係機関と協力して、弥陀ヶ原火山の噴火に備えた防災体制を構築してきました。また、独自研究として火山活動のモニタリングを行っています。 人為起源CO₂に起因する気候変動の影響は、世界各地で顕在化しつつあり、これは今後、長期にわたり拡大するおそれがあります。例えば,気温上昇に伴う熱波等の健康被害、極端降水・豪雪等の水害の増加、台風の強大化に伴う風水害の増加などが懸念されています。富山県気候変動適応センターなどと協力しながら、地域の気候変動とそれに伴う環境変動に関する情報収集や分析を行っています。研究部門活動内容■水素関連研究部門水素エネルギーに関する材料開発およびその周辺技術開発に関する研究の推進■新分野開拓部門前記4研究部門を俯瞰した融合領域、接合、およびカーボン、樹脂、高分子材料等と金属材料複合体を含む新規研究分野の開拓■技術連携部門前記5研究部門の研究成果の顕在化と有効活用の実施都市デザイン学部実験実習棟都市政策支援ユニット地域の防災に向けた官学の取組みクローズアップ

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