都市デザイン学部案内2022
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❺評価❹試作❸発想❷分析❶観察都市デザイン学部 教育の特長6評価デザイン思考試作発想観察分析都市デザイン学部では、人間が生活や社会経済活動、文化的活動を営むあらゆる領域を「都市」ととらえ、自然科学と科学技術の基盤のうえに、社会科学、およびデザイン・建築をバランス良く融合させ、都市や地域の創生と持続的発展を通じて、人間社会と自然環境が共生する理想的な社会の実現に寄与することを目的としています。その学際融合の手法のひとつに「デザイン思考」を取入れ、3学科それぞれの個性や専門性を相互に生かし合い、柔軟で幅広い視野をもった創造的な人材を育成します。本学部における「デザイン思考」とは、理想を形にするためのクリエイティブな思考法であり、このプロセスを繰り返しながら、他分野の人間の知識や経験を互いに融合しながら、チームで協創していくものです。現代の複雑な都市の問題に、新たな答えを見つけるためには、前向きで豊かな創造力とチャレンジ精神が必要になります。都市デザイン学部は、ひとりでも多くの人が幸せに暮らせるまちづくりを目指す「人財」を育てていく学部です。「デザイン思考」を徹底して学ぶことで、創造的でベストな解決策を見出す力を養います。「デザイン思考」は左図の5つのステップから成り、どれが欠けても成立しません。また、それぞれの過程を深く且つスピーディーに、そして適宜に繰り返すことが大切になってきます。【観察】はユーザーの言動を深掘りして本質を発見する最も大切な部分です。【分析】は観察で気づいた本質から真の問題点を定義。【発想】は定義された問題の解決に向けた柔軟なアイディアを創出。【試作】はアイディアを具体化し、【評価】で現場に投入して検証します。同時にこの過程をグループで行うに当たり、「他の人の意見を否定することなく皆で昇華させていく」という大切なルールもあります。暮らしの「共感」から生まれ出る創造的問題解決デザイン思考の5つのステップと、共創のルールLearningin ToyamaSTAGE1STAGE2デザイン思考基 礎全学横断PBL※応 用ここ「富山」で地域と密に連携し、実感を持って学ぶ!地球システム科学科都市・交通デザイン学科他学部・地域材料デザイン工学科■コンパクトな県土と充実した交通網県土は東西南北50km圏内に収まる大きさなので人やモノの流れがスムーズ。便利で快適な生活環境が整っています。2015年には北陸新幹線が開通し、関東・中京・関西の3大経済圏を結ぶ交通網の整備が一段と進展しました。このことは富山のみならず、日本の国土の発展や危機管理においても、非常に重要な意味をもっています。■伝統的な街並みの保存県内には歴史あふれる街並みが数多く残されています。鋳物産業の発祥の地「金屋町」、瑞泉寺の門前町「井波町」、北前船交易で栄えた「岩瀬町」、おわら風の盆のふるさと「八尾町」など…。また砺波平野では屋敷林に囲まれた農家が点在する「散居村」が見られ、それぞれの地に根づいた歴史文化や土地の香りを感じとることができます。都市デザイン学部教育の特長

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