はじめての就活 大学受験のその先を!2023
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Tさん22アルバイト先のミニシアターでの活動をきっかけに親会社の職員の方に「是非うちで働いてほしい」と声をかけられた事です。3年生の時に御旅屋座という高岡の商店街にあるミニシアターでアルバイトをはじめました。ある日、ミニシアターの代表者の運営会議に呼ばれ学生スタッフとして意見することに。その時フリーペーパーの制作や学生会員制度などを提案しました。元気が失われた商店街で映画館のメインの来客層は地域のご高齢の方。若年層に興味を持ってもらうにはどうしたら良いか、リピーターを増やすために何が出来るのかそんな事を考え、共同活動に熱心に取り組んでいたところ親会社の代表の方に声をかけてもらえたのです。自分のやりたいことを求めてもらえて、それが出来るチャンス2度と来ないかもしれない、頑張りたいと思い就職を決めました。就職先を決めたきっかけは?やりたい事に時間や力を注げないことに悩んでいました。富大の芸術文化学部を選んだのはグラフィックデザインとまちづくりについて学びたかったから。しかし、最初の1年半はコース配属がなく学ぶ目的を見いだせない教養科目や他分野の授業ばかりで入学したことを後悔した時もありました。しかし3年生の時、興味の範囲外にあったプロダクトデザインの授業で転機が訪れました。「オンライン販売で誰かにプレゼントしたくなる靴下のデザインを考える」という課題をきっかけにデザインに起こす前にどんな人にどのような事を届けたいか、どうしたら問題を解決することができるのかを考えるプロセスの楽しさに気付いたのです。それからは立体や平面といったデザインの枠にとらわれず、本当に自分のやりたい事に気づくことが出来ました。芸文のカリキュラムだからこそ気づけた事です。経験してきた事、これから経験することに無駄なことはないと思います。自分に嘘だけはつかずに無理せず流れに身を任せる時があっても良いんだと思います。今やっていることに葛藤したり目的を見いだせなかったりすることもきっと将来の自分を形成する不可欠な要素。これから無数の選択をしていく中で悩んだ時、迷った時に自分史を振り返ると、判断する指標にもなってくれます。入学当初どのような事に悩んでいましたか?Tさん作フリーペーパーこれから入学する1年生へメッセージをお願いします。複合商業施設イベント運営会社芸術文化学部内定が決まった富大の先輩にインタビューしました!■■■■■■■■■■■■■■■■

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