大学院医学薬学研究部(医学)井ノ口教授らのグループが記憶を関連づける神経細胞集団の仕組みを解明

 JST戦略的創造研究推進事業の一環として、富山大学 大学院医学薬学研究部(医学)生化学講座の井ノ口 馨 教授らは、マウスで、個別に形成された記憶同士が繰返し同時に思い出されるような場合に、脳内のある特定の神経細胞集団がそれぞれの記憶同士を結びつけていることを初めて明らかにしました。
 個々の記憶に影響を与えることなく、記憶の不要な結びつきのみを切り離すことも可能になり、精神疾患の新たな治療法の創出にもつながると期待されます。

 本研究成果は、2017年1月27日(米国東部時間)に米国科学誌「Science」のオンライン速報版(論文名:Overlapping memory trace indispensable for linking, but not recalling, individual memories)に掲載されました。

 ※論文については、富山大学大学院医学薬学研究部(医学)生化学講座 「Topics、2017年1月27日」のウェブページから米国科学誌「Science」へのリンクがあります。 ”Reprint(「Science」論文Full PDFへのリンク [PDF, 788KB])”、“Full(「Science」論文Full Textへのリンク)”からダウンロードできます。

プレスリリース [PDF, 1.1MB]