東洋紡と薬用植物の栽培技術に関する契約を締結 ~東洋紡(株)富山事業所植物工場で栽培研究を開始~

 富山大学は、2017年5月16日に東洋紡と薬用植物の栽培技術に関する契約を締結し、6月から東洋紡(株)富山事業所庄川工場の敷地内の完全閉鎖型植物工場 HALにおいて、薬用植物の栽培研究を開始しました。
今後、大学院医学薬学研究部(薬学) 黒崎 文也教授ならびに薬学部附属薬用植物園スタッフらが、東洋紡と共同で薬用植物の植物工場での栽培期間の短縮や安定的な品質管理などの栽培技術の確立に取り組んでいきます。
 漢方薬の原材料となる薬用植物は、現在約9割を輸入に頼っており、この共同研究により、人工栽培による薬用植物の安定供給が期待されます。

東洋紡(株)富山事業所庄川工場内 完全閉鎖型植物工場HAL
東洋紡(株)富山事業所庄川工場内 完全閉鎖型植物工場HAL