メチルは端だが役に立つ? -mRNAのキャップ構造におけるm6A修飾酵素の同定-

 東京大学大学院工学系研究科 化学生命工学専攻の鈴木勉教授、東京大学大学院理学系研究科 生物科学専攻の濡木理教授らを中心とした東京大学、富山大学大学院医学薬学研究部(薬学)廣瀬 豊准教授、理化学研究所の研究グループは、mRNAのキャップ構造におけるm6A修飾酵素CAPAMを同定し、X線結晶構造解析からCAPAMの基質認識機構を明らかにしました。またキャップ構造におけるm6A修飾の担う機能としてmRNAの翻訳を促進していることを見出しました。本研究成果は11月23日(金)に米国科学誌「Science」に掲載されました。

mRNAの転写と共役したm7Gキャップ依存的なm6Am修飾形成

プレスリリース [PDF, 492KB]