「震災から4年半 -私たちにできることは何か」を開催しました
富山大学は、11月7日全学一体で取り組む安心・安全のための放射線研究と復興研究に関する研究、市民公開シンポジウム「震災から4年半 -私たちにできることは何か」を五福キャンパス理学部多目的ホールで開催しました。一般市民の方々、大学教職員および学生を合わせ、70名近くの参加がありました。
シンポジウムでは、はじめに、遠藤俊郎学長の開会挨拶、人間発達科学部 志賀文哉准教授より本シンポジウムの開催趣旨等について説明があり、第1部では、いわき市社会福祉協議会職員 齋藤夏実氏が「震災から4年半、社協が取り組んでいること」、NPO法人びば!!南三陸代表理事 鈴木清美氏が「地域発! 私たちだからできること」、東北AID 河西義一氏が「富山で支える被災者の暮らし」、広島大学名誉教授 鈴木文男氏が「放射線の生体への影響 -日常生活で何に気を付けるべきか-」と題して講演。
第2部では、司会を教育・学生支援機構 橋本勝教授、コメンテーターを志賀文哉准教授が務め、「被災地のこれから、被災地とのこれからを考える」と題して討論を行い、第1部で報告されたことを踏まえつつ、東日本大震災の被災地の今後について、必要な支援や関わり方にはどんな方法があるかを、参加者からの声も取り入れながら、一緒に検討を行いました。
最後に閉会の挨拶として経済学部 新里泰孝教授より本シンポジウムの総括がありました。
回収されたアンケートでは、第1部・第2部とも「内容」「分量」「運営」いずれも半分以上の参加者が「良かった」と回答した一方、今後については、具体的な方法の検討・提示を求める意見等が寄せられました。
- 第1部 会場風景
- 開会挨拶
富山大学 遠藤俊郎 学長
- NPO法人びば!!南三陸代表理事
鈴木 清美 氏 - 東北AID
河西 義一 氏
- 広島大学名誉教授
鈴木 文男 氏 - 第2部 会場風景