附属図書館講演会「ニュートリノの質量とは?ノーベル賞受賞の理由」を開催

 2015年12月14日、附属図書館(中央図書館)において、講演会「ニュートリノの質量とは?ノーベル賞受賞の理由」を開催し、学生や教職員、一般市民を含む45名のご参加がありました。この講演会は、東京大学宇宙線研究所の梶田隆章所長のノーベル物理学賞受賞に合わせて企画され、同研究所より共同研究者である岸本康弘准教授を講師にお招きしました。
 講座では、「ニュートリノ振動とは何か」という説明から始まり、カミオカンデでの研究内容や、ニュートリノ振動とニュートリノ質量の関連、ニュートリノが微小な質量をもつことの意味を解説していただきました。岸本准教授は、梶田さんの研究について、「宇宙の法則を深く知る手掛かりを与えてくれる」と発見の偉大さを表現し、「ノーベル賞をきっかけにニュートリノについて興味を持ってくれるのは心強い」と締めくくりました。
 参加者からは、「とても分かりやすかった」「ニュートリノについてさらに深く興味が湧いた」といった感想が寄せられました。