講演会「東日本大震災から5年、-放射線を知る-」を開催

 2016年2月4日(木)、富山大学五福キャンパス理学部多目的ホールにおいて、講演会 「東日本大震災から5年、-放射線を知る-」を開催しました。本講演は、学長裁量経費「全学一体で取り組む安心・安全のための放射線研究と復興研究、そして大学からの情報発信」の一環として行ったもので、第1部・第2部の構成で、富山大学の教授陣が講演を務めました。
 第1部では、最初に、研究推進機構 生命科学先端研究支援ユニット 庄司 美樹 准教授が 「放射線の基礎知識 -意外と身近な放射線-」と題して講演しました。次に、大学院 医学薬学研究部 小川 良平 准教授が 「放射線の生体影響」と題して講演し、引き続き、大学院 医学薬学研究部 鈴木 文男 客員教授 が 「放射線の被ばく影響 -広島・長崎原爆被爆と原発事故について考えるー」と題して講演しました。放射線についての基礎知識から、その影響にいたるまで、福島の原発事故に関する話を含め、説明がありました。
 第2部では、大学院 医学薬学研究部 近藤 隆 教授による 「放射線の医学利用」と題した講演のあと、同じく大学院 医学薬学研究部 櫻井 宏明 教授 による「放射線とくすり」と題した講演がありました。放射線が医療の現場で実際にどのように用いられているか、具体的な内容が紹介されました。
 各講演のあとには、参加者から熱心な質問が寄せられるなど、放射線に関する知見を深める良い機会となりました。

富山大学研究推進機構 生命科学先端研究支援ユニット 庄司美樹 准教授
富山大学研究推進機構 生命科学先端研究支援ユニット
庄司 美樹 准教授
富山大学 大学院 医学薬学研究部 櫻井宏明 教授
富山大学 大学院 医学薬学研究部
櫻井 宏明 教授