~G7富山環境大臣会合に向けて~「変わりゆく地球とともに生きる」を開催

 富山大学では、G7富山環境大臣会合が開催されることを受けて、去る5月14日に黒田講堂ホールにおいて「G7富山環境大臣会合に向けて~ Environmental Research Symposium in Toyama – Living with the Changing Earth – 変わりゆく地球とともに生きる」を開催しました。
 このシンポジウムは、大学生、高校生を含め一般市民を対象とし、環境大臣会合に向け機運を高めるとともに、環境に関する高い意識を醸成することを目的としたものです。
 前半は、学内の研究者による英語の講演で、富山県の地熱とその利用、水素社会の実現に向けた取り組み、低炭素社会を実現できる新エネルギー開発の紹介及び、スイス・ジュネーブからWHO(国際保健機関)の丸山由紀子氏(本学卒業生)を招き、「伝統・相補医学:持続可能な利用とユニバーサル・ヘルス・カレッジ(UHC)」と題した招待講演が行われました。後半は、日本語による講演で、国際的な生薬資源調査、高低差4000mの環境科学、エコチル調査制度、環境保全のための法など、大学の特徴的な研究に関する取組みが紹介されました。
 大学生、高校生、一般市民、企業関係者など250人の参加があり、「環境に関して様々な研究分野があり、その研究内容を知ることができた」、「英語の講演は大学らしく、有意義な時間だった」など、環境に対する関心の高さが窺われる意見が寄せられました。

シンポジウムの概要説明を行う遠藤学長
シンポジウムの概要説明を行う遠藤学長
熱心に講演に聴き入る来場者
熱心に講演に聴き入る来場者