高岡市金屋町で「金屋町楽市 in さまのこ 2016」を開催

 富山大学芸術文化学部は、高岡市や自治会、地場産業関係者等と連携し、9月24日から25日の2日間、「金屋町楽市 in さまのこ 2016」を開催しました。高岡市金屋町は、国重要伝統的建造物群保存地区に指定された江戸時代初期以来の町並みと銅器工芸の職を残す地であり、同地全域を使って金工、漆芸、陶芸、ガラス等の多種多彩な工芸品の展示を行いました。今回のテーマを「暮らしの光2016」と題し、県内外の著名な作家の作品を千本格子(さまのこ)の町家や石畳通りに展示しました。
 本事業は、平成26年度から「特定の課題を挙げて、問題発見及び解決までの過程、手法を実践的に学ぶ」プロジェクト授業として実施しています。27人が履修し、構想から企画立案・設計、地域住民や関係者への聞き取り調査、作品の展示、各種イベントの準備、並びに当日の運営などを通し、芸術文化学部が目指す「創り手」、「使い手」、「つなぎ手」の実践的教育を学びました。本事業を通し、実践的に地域創生に取り組んだことは、学生にとって貴重な経験となりました。
 ボランティア学生も多数参加して、お茶会を始め、団扇制作ワークショップや着物ファッションショーを行い、伝統的な町並みは、終始華やいだ雰囲気に包まれました。

デザインした什器を組み立て設置する学生
デザインした什器を組み立て設置する学生

屋外では公募で参加した作家が作品の展示・販売を行った
屋外では公募で参加した作家が作品の展示・販売を行った

「伝統的な町屋」内に展示された工芸品
「伝統的な町屋」内に展示された工芸品

学生の企画したファッションショーには多くの見学者があった
学生の企画したファッションショーには多くの見学者があった