経済学部で財務省大臣官房審議官による講義

 富山大学経済学部では、2016年10月から15週にわたり、財務省北陸財務局による寄附講義「特殊講義 財政・金融・地域経済」を開講しています。
 この講義は、日本の財政、金融及び地域経済の現状等を知るとともに、財政、金融の役割や機能、さらに地域経済に与える影響などについての理解を深めることを目的に、北陸財務局や富山財務事務所をはじめ、財務省や金融庁において実務に携わっている職員がオムニバスにより講義を担当します。
 10月26日は、財務省大臣官房審議官である岡本 直之氏が「日本の成長と財政を考える~アベノミクスと財政」と題して講義を行いました。
 岡本審議官は、間近で接した安倍総理の人物像や考え方などを交えながら、アベノミクスにおける成長戦略や第4次産業革命による今後の産業構造の変革、また、財政健全化に向けての社会保障給付の見直しなどについて、データ等を示して講義を行いました。
 岡本審議官は、講義を通じて、「広い視野を持ち、オリジナルな発想を大事にしていくこと。未来は行動によって変えることができるので、人生で勝負することがあれば実行し、もし悪い結果が出ればやり直せばよい。」などのメッセージを送り、聴講した約100人の学生は真剣なまなざしで聞き入っていました。

講義する財務省大臣官房審議官 岡本 直之氏
講義する財務省大臣官房審議官 岡本 直之氏