国際シンポジウム「精神疾患・薬物依存・肥満・疼痛へ ~新規分子Shati/Nat8lの多彩な機能について~」開催

 富山大学では、国際シンポジウム「精神疾患・薬物依存・肥満・疼痛へ ~新規分子Shati/Nat8lの多彩な機能について~」を2017年3月14日に杉谷キャンパス・日医工オーディトリアムで開催しました。
 本シンポジウムは、文部科学省科学技術人材育成費補助事業ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(特色型)の一環で開催したもので、Shati/Nat8lという分子に関係する話題を提供しました。本分子は、シンポジウム主催者の大学院医学薬学研究部(薬学)新田淳美教授が2007年に脳での生理機能を報告したことを切り口として、その後、他の生理機能が次々に分かってきたものです。
 Shati/Nat8l に関連した研究を実施している研究者を国内外(オーストリア、アメリカ、日本)から招聘し、最近の知見を紹介しました。学内の参加者の他、後援する富山県病院薬剤師会等を含む学外から計37名が参加し、一分子が多くの機能を持っていることについて関心を深め、活発な討論が行われました。

質疑応答(新田教授)
質疑応答(新田教授)