ALL富山COC+シンポジウムを開催

 富山大学は、富山県全体を事業協働地域として若者の地元定着の向上を目指して取り組んでいる「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業(COC+)」推進の一環として、2017年3月27日(月)に、黒田講堂ホールにおいて、「平成28年度ALL富山COC+シンポジウム~『信頼の循環』で生み出す富山創生2017~」を開催しました。県内外の高等教育機関、地方公共団体、経済界等の関係者や学生など、あわせて約130人が参加しました。
 シンポジウム前半の事業実施状況報告では、鈴木基史理事・副学長からALL富山COC+の全体像について説明があった後、尾山真COC+統括コーディネーターからこれまでの取組み及び課題解決に向けた今後の展開について報告しました。次いで、徳島大学及び茨城大学のCOC+推進コーディネーターから、それぞれの地域での取組みについてご報告いただきました。
 後半は、「COC+を一歩先へ」と題して、パネルディスカッションを行い、パネリストから、「課題を最後まで解決できる“シュートを決めきる”力を持った人材や、国際的にも活躍できる“ホンモノ”の人材を地域で育成していくべきだ」などの意見が出されました。
 また、シンポジウムの開催と併せて、黒田講堂会議室において、富山大学がCOC+事業の一環として平成28年度より実施している「富山大学学生によるCOC+地域連携研究助成」事業の成果発表会(ポスター発表会)を開催しました。この事業は、富山大学に在籍する学生が富山県内の地方公共団体や企業等と連携して実施する研究を支援するものです。成果発表会では、今年度採択された9グループの学生たちが、来場者を前にして、各自で作成したポスターにより1年間取り組んできた研究の成果について発表しました。

開会挨拶をする遠藤俊郎富山大学長
開会挨拶をする遠藤俊郎富山大学長

パネルディスカッションの様子
パネルディスカッションの様子

同時開催した「富山大学学生によるCOC+地域連携研究助成」成果発表会(ポスター発表会)の様子
同時開催した「富山大学学生によるCOC+地域連携研究助成」
成果発表会(ポスター発表会)の様子