赤池参議院文教科学委員会委員長が富山大学を視察

 5月27日、赤池誠章参議院文教科学委員会委員長(元文部科学大臣政務官)が本学を訪問され、遠藤学長、二階堂理事、鈴木理事、神田理事と会談を行いました。
 遠藤学長から、これまでの富山大学のあゆみや大学改革の取組みとして平成30年度から実施される教養教育の3キャンパス一元化及び新学部の設置構想について説明がありました。次いで、鈴木理事からCOC+事業において産学官金等が一体となって取り組んでいる具体的な連携事業の内容とその効果、二階堂理事からは、重点研究分野と産学官連携による重点事業化分野の取組みについてそれぞれ説明がありました。赤池委員長からは、新学部設置の意義、自治体との連携事業、学生の地元定着の状況、今後の教育や地域連携への課題などについて多数質問があり、予定時間を超えて活発な意見交換が行われました。
 その後、工学部附属先端材料研究センターにおいて、350トン規模では全国の大学で初めて導入された「真空ダイカストマシン」(アルミやマグネシウムの合金を高速・高精度で成形する装置)を視察されました。松田センター長から、この装置はメーカーが現場で採用するものと同水準のものであり、企業との共同研究がより一層強化できることなどの説明を受けられました。
 最後に、YKK(株)副社長の井上孝氏と北陸銀行取締役常務執行役員の浅林孝志氏を交えて、地元企業の今後の方向性やそれぞれの企業からみた産学連携の在り方など、富山の魅力や特徴を活かした取組みと発展性について、赤池委員長と活発な意見交換が行われました。

遠藤学長(中央)から大学の概要説明を受けられる赤池委員長(左から2人目)
遠藤学長(中央)から大学の概要説明を受けられる赤池委員長(左から2人目)

松田センター長から「真空ダイカストマシン」の説明を受けられる赤池委員長
松田センター長から「真空ダイカストマシン」の説明を受けられる赤池委員長

大学院生からから説明を受けられる赤池委員長
大学院生からから説明を受けられる赤池委員長