薬学部附属薬用植物園を一般公開

 6月3日・4日の両日、杉谷キャンパス内の薬学部附属薬用植物園を一般公開しました。
 この一般公開は、平成8年から毎年、春季と秋季の年2回開催しています。初日は不安定な天気だったものの、2日目は好天に恵まれ、園芸愛好家や家族連れ等、延べ523人が来園されました。
 園内には、約2千種の薬用植物等が栽培されており、来園者は、殺虫剤の原料となるシロバナムシヨケギクや葉が食用にもなるユキノシタ等、見頃をむかえた初夏の草花を観賞し、薬用植物に理解を深めていました。
 当日は、薬用植物園職員から植物の生態や効能の説明を受けながら園内を巡る「案内ツアー」が行われ、来園者達は、砂糖の350倍の甘みをもち甘味料に用いられるステビアの葉を実際にかじったりしながら園内を散策しました。「生薬体験コーナー」では、生薬の味や匂いを体験することができ、大変好評でした。
 また、先着50名に、初日はマツムシソウ、2日目はミヤオソウの苗が無料配布を行いました。

案内ツアーで、植物の説明を聞く来園者
案内ツアーで、植物の説明を聞く来園者