海外キャリア研修報告会を実施(タイ王国・中国)

 富山大学では、4月25日にタイ王国及び中国において実施した「海外キャリア研修」の報告会を開催しました。
 この研修は、就職・キャリア支援センターが国際交流センターの協力のもとに実施しました。タイ王国における研修は、「COC+事業」における地域定着プログラムとして、昨年に引き続き実施しました。中国における研修は今回が7回目となり、「(株)北陸銀行との包括的連携協力に関する覚書」に基づき、キャリア支援の一環として実施しました。
 タイ王国における研修は、海外で事業展開する田中精密工業(株)(富山市)の協力のもと、同社のグループ企業2カ所(バンコク・ランプーン)に学生5名を派遣しました。学生は2月26日から3月3日までの日程で、実務研修や日本人駐在員及び現地従業員との交流を行いました。また、中国における研修は、 (株)北陸銀行(富山市)からの支援を受け、学生8名が「大連吉田拉鏈有限公司(YKK(株)現地法人)」、「億達日平機床有限公司(YNC)(コマツNTC(株)現地法人)」を訪問しました。学生は3月7日から10日までの日程で、企業で活躍する日本人や現地の人々、大連理工大学の学生、富山大学OB・OGとの交流を行いました。
 報告会には、本学教職員・学生のほか協力企業関係者が出席し、研修生それぞれが「研修で得られた成果」について発表しました。
 研修生は皆一様に、海外で活躍する人々や学生との交流を通じ、コミュニケーション能力や異文化理解力を学び、グローバル社会で活躍することへの意識向上を図る機会を得たことへの感謝と、次へのステップに繋げたい旨の意欲を述べました。
 報告会は、企業側出席者からの「このような経験が出来ることに喜びを感じ、今後も積極的にグローバル社会で自分を試し、日本を支える人材に育ってほしい。」との学生への激励を込めた講評で閉会しました。

開会挨拶する清水就職・キャリア支援センター長
開会挨拶する清水就職・キャリア支援センター長
発表する学生
発表する学生
タイ王国・ランプーンでの研修
タイ王国・ランプーンでの研修
中国・大連での研修
中国・大連での研修