第12回 富山大学環境塾を開催しました

 第12回富山大学環境塾「持続可能な都市について考える」を10月6日(土)、富山大学理学部多目的ホールにて開催し、本学の学生、教職員及び県内外の高校生をはじめとした一般の方々、124名が参加しました。
 遠藤俊郎学長の開会挨拶の後、都市デザイン学部都市・交通デザイン学科の中川大教授、同地球システム学科の安永数明教授に加え、国際ジャーナリストのモーリー・ロバートソン氏が基調講演を行いました。
 中川教授は演題「都市構造とエネルギー消費 ~環境の視点から見た都市・交通政策の大転換~」にて、都市の自動車社会における課題とその解決策について海外の事例を交えて解説しました。安永教授は演題「気候から考える持続可能な都市 ~富山と世界をつなぐ地球規模での大気の流れ~」にて、富山県が持続可能な都市に必要な、再生可能エネルギーや水資源に恵まれていることを示しつつ、台風や豪雨、豪雪といった災害に備える必要性を説きました。また、モーリー氏は演題「世界の中の都市、富山」にて、自然科学、政治、経済、外交、文化など国際ジャーナリストとしての幅広い視点から、富山県の多様性社会への移行と地域コミュニティの活性化への可能性を説きました。3氏の講演に続き、会場を交えたディスカッションでは、富山県の現状の課題とその対策について活発な意見交換が行われました。
 今後も、継続的に環境塾を開催し、環境・安全・衛生に係る意識高揚と活動の活性化を図っていく予定です。

中川大教授
安永数明教授
モーリー・ロバートソン氏
環境塾終了後の記念撮影