薬学部附属薬用植物園を一般公開

 6月1日・2日に、富山大学杉谷キャンパス内の薬学部附属薬用植物園を一般公開しました。開催日の2日間は好天に恵まれ、園芸愛好家や家族連れ等、延べ274人が約二千種の薬用植物等が栽培されている園内を散策し、薬用植物への理解を深めました。また、先着50名に、初日はトチバニンジン、2日目はウツボグサの苗が無料配布されました。
 この一般公開は、毎年春季、秋季の年2回開催されています。春季の今回は北陸地区3大学の連携により開催され(他北陸大学、金沢大学:日本薬学会北陸支部主催)、6月中に開催される各大学の薬用植物園一般公開共通のスタンプラリーが新たに実施されました。
 午前中は、薬用植物園職員から植物の生態や効能の説明を受けながら園内を巡る「案内ツアー」が実施され、来園者は、塊茎が漢方薬の原料として広く使われているカラスビシャクが花を咲かせている様子を鑑賞したり、甘味料に用いられるステビアの葉を実際に口にしたりして、薬用植物の有効性を体験していました。 また、職員から同大の薬用植物データベースにつながるQRコードについても紹介され、各人はスマートフォン等を手に興味深く説明に耳を傾けていました。午後には生薬の味や匂いが体験できる「生薬体験コーナー」が設けられ、いずれも大変好評でした。