アイソトープ実験施設改修工事竣工式・記念講演会を開催

平成30年1月から1年間にわたり改修工事を実施していたアイソトープ実験施設がこの度竣工しました。本格的な運用を再開するに当たり、7月29日に竣工式・記念講演会を行いました。
竣工式では、笹岡利安生命科学先端研究支援ユニット長の開式の挨拶の後、研究推進機構長の北島勲理事・副学長から、今回の改修工事により、同施設は本学が重点的に取り組む生命科学研究の拠点の1つとしてより一層重要な役割を果たすことになり、さらに本学の放射線安全管理の中心的役割を担うことになるとの挨拶がありました。その後、足立雄一大学院医学薬学教育部長及び酒井秀紀大学院医学薬学研究部長から、それぞれ本学の教育分野、研究分野の利用者の代表として、同施設を利用した医学薬学領域の教育研究の今後の展開について、また高雄啓三アイソトープ実験施設長から、改修した同施設の概要について紹介があった。
引き続き開催された記念講演会では、白尾智明群馬大学大学院医学系研究科教授を講師に、神経細胞に対する放射線の急性効果に関する研究の講演が行われ、約220名の出席者が熱心に最先端の神経科学の研究について聴講しました。
講演後、齋藤滋学長から、今回のアイソトープ実験施設の改修により、基礎科学研究がより一層推進されて、多くの新しい知見が得られることから、本学が目指している「おもしろい大学」にするための礎の一つとして、本学で重点的に取り組んでいる生命科学、特に神経科学や薬学の研究が促進され、それによって本学がより一層おもしろい、魅力のある大学になることを期待していると挨拶がありました。

笹岡利安生命科学先端研究支援ユニット長の開式の挨拶