2018年 新春のご挨拶

 2018年、明けましておめでとうございます。

 今世界は、留まることのない科学・情報技術の進歩と、変動する社会・経済情勢の中で、模索と挑戦の時代を迎えています。私たちが大切にしなければならぬもの、それは「世界の平和と人々の幸せ」であり、我々大学教職員には、その実現に向けた「教育・研究の実践」が責務になると考えます。

 昨今、国立大学に対する社会的評価、要望は厳しさを増し、特に運営費交付金を始めとする財務関連の縮減政策については、従来の国立大学の運営・経営体制では対応が困難な状況となっています。これからの約10年間(第3期から4期の中期目標期間)において、多くの国立大学には、その発展あるいは存続をかけた一段と厳しい取組みが求められてくることが予想されます。

 私はこれまで、富山大学独自の状況を直視しつつ、大学の強みを失わず発展を目指すため、「選択と集中」を基本的姿勢とし、学内の人的・物的資源活用の最適化を進め、総合大学としての持てる力、機能の再構築を図る取り組みを進めてきました。そして本年4月、教養教育の五福キャンパスでの一元化、9番目の学部「都市デザイン学部」の設置が実現します。すなわち、富山大学は改革と発展に向けた新たな一歩を踏み出すこととなります。これまでの教職員の皆様のご理解ご尽力に心より感謝いたします。同時にこれは一つのスタートに過ぎず、むしろ富山大学全学における真の厳しさはこれからであることを、覚悟せねばなりません。

 今こそ、社会、世界に向け、富山大学の皆さんの成果を発信し、その底力を示しましょう。皆様のご健勝ご多幸を祈念するとともに、富山大学発展のため、ご理解ご協力を改めてお願いし、新年の学長挨拶といたします。

2018年1月5日
富山大学長 遠藤 俊郎