富山大学芸術文化学部案内2023
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卒業制作「正味期限」/小林美波(2018年度卒業)専門科目造形技法を学ぶ立体造形に関する実習専門科目表現を広げる現代アートを学ぶ実習専門科目場との関わりを考えるインスタレーション実習寺本真志帆(2020年度卒業)課外活動在学生作品3年次自主制作藤井朱里 「Tira mi su!」寺本真志帆(2020年度卒業)寺本真志帆(2020年度卒業)現代アート表現を学ぶ授業では、近代以降~ポストモダンまでを振り返りながら、自身が作品を作る上で重要となる「拠り所」を抽出することで作品コンセプトを明確化し、作品表現へと展開します。塑造を扱う実習授業では、彫刻・立体造形を行う上で必要となる芯棒の作り方や粘土の扱い方など、基礎から応用技法までを各自の制作計画にあわせ、授業の中で個別に相談しながら実践の中で身に付けていきます。空間との関わりをテーマにインスタレーション作品の制作を行います。学生それぞれが学内のいたる場所を展示場所とし、場との関わりや現況の考察をテーマとした作品を空間と共に生み出します。この作品は、愛に見返りを求めてしまう葛藤を表現した作品で、授業時間外に自主制作された意欲作です。夏休みや春休みの長期休業期間中も、大学のアトリエを使用して制作することができます。彫刻立体彫刻は単に立体的な形を作るというだけの領域ではありません。空間を彫り、時間を刻む、様々な試みが過去から多くの彫刻家によって実践されてきました。造形スキルのみならず、理論や歴史文化についての理解を深め、「考え方」に重点を置き、手わざとともにそれを深化させることを目指します。美術領域木彫室での授業風景思考と手わざで空間と時間にアプローチする09

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