富山大学芸術文化学部案内2023
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アートと人を繋ぎアートの行く先を照らす専門科目博物館学芸員資格関連博物館での現地実習調査研究学内収蔵品の企画展示「大郷コレクションの青銅花器-炎の想い、花の願い」展卒業論文調査研究瑞龍寺における狩野派の絵画作品についてアートの理論と活用横山輝(2020年度卒業)大野比奈(2018年度卒業)美術館、博物館の学芸員や、芸術活動に関わる公務員、NPOの職員などを目指すための教育プログラムです。西洋、東洋、日本の各美術史や美学等の理論的諸科目に加えて、基礎となる実技初歩や博物館学、実践的展示活動、文化財活用、アートマネジメント等を学び、専門的職業人としての素養を身につけます。4年生の博物館実習では、美術作品の取り扱い、梱包、調査、展示方法などについて実習します。また夏休みを利用して、学外の博物館・美術館で8日間の実習も行います。これまでの博物館学の学修を総括する実習です。学部が収蔵する工芸作品の調査研究を行い、企画展を開催しています。学生も参加し、皆で作品調査を行い、作品解説執筆や展示作業を実習します。博物館における企画から展示までを体験し、日ごろの学修を深めます。富山県高岡市の国宝・瑞龍寺に残る、江戸時代の狩野派の絵画作品を研究しました。その画題の多くは、前田利常が利長の菩提を弔うもので、背景には後水尾天皇との交流や東西の一流の文化の影響があることを論じました。調査研究作家によるレクチャー「アートと地域の協働をキュレーションする」研究会横山輝(2020年度卒業)詩人の松井茂さんをお招きして「方法詩の実践と社会との関わりについて」をテーマにレクチャーしていただきました。松井さんの詩の制作を手がかりに、芸術祭やアートプロジェクトとは異なるアートと地域の新たな協働の可能性を探りました。キュレーション領域アートプロジェクト「地域/私のヴァナキュラーをめぐる旅」博物館実習18

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