富山大学芸術文化学部案内2023
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どこまでもひろがる、未来のはなし芸術や美術を学んだら、みんながアーティストやデザイナーになるわけではありません。芸文の向こう側に拡がる未来を、卒業生の活動から感じてください。少人数だからこそのじっくりとした指導山田千晶氏|美術領域(当時 造形芸術コース)卒業彫刻家湯淺亜依氏|デザイン領域(当時 デザイン情報コース)卒業アートディレクター|株式会社VOICE森田哲平氏|建築領域(当時 建築デザインコース)卒業大学院(当時 芸術文化学研究科)修了建築設計|aat+ヨコミゾマコト建築設計事務所融合的な履修で興味のある授業を幅広く学び、素材と制作へのヒントを得て、イメージを作品として実現させる力がついたと思います。また「人体造形研究会」という素描や彫塑のサークルを友人と一緒に立ち上げました。自分だけで完結せず、自力では無理な事もやりきれた経験が、今の自分を築いています。幅広い学びを通して得られたこと自分らしいセンスをアウトプットできる環境学生のうちから、いいものを見るということ。学生時代に培われたセンスは、将来みなさんの仕事に必ず役立ちます。いいものに触れて、見て、感じて、センスが型どられていく。それを磨いてアウトプットできる環境に、みなさんはいるのですから。いいものに、好きなものに、貪欲に向かっていってください。芸文で最も思い出深いのは、小さな建築をチームで設計・施工する課題です。創りたい建築をどう創るか、先生方からじっくりと御指導いただけることは、学生数が少ない芸文の魅力の1つだと思います。そして何より、自然豊かな環境での学生生活が育ててくれた感性は、これからも仕事の助けになる思います。故郷の理解とまちづくりの意義を、富山で学んだ山本美咲氏|キュレーション領域(当時 文化マネジメントコース)卒業地方公務員|小松市役所(石川県)地域文化やまちづくりに興味があり、文化政策や地域活性化を学びました。卒論では故郷の伝統的祭事を取り上げ、多岐にわたるまちづくりの複雑さ、面白さを感じるきっかけを得ました。授業や卒論の執筆を通して強まった、「地域を良くしたい!」という気持ちは、自治体職員として働く原動力になっています。フロアディレクター|株式会社ニトリ商品の企画・開発に役立つ知識と技術栗井咲佳氏|工芸領域(当時 デザイン工芸コース)卒業芸文では木工を中心に、デザインや設計、加工など、知識や技術を身に付けました。今は店舗で働いており、家具の構造や素材をお客様に伝える時に、芸文での学びが活きていると感じます。将来は商品部に入り、大学で学んだ知識や技術を最大限に生かして、商品の企画・開発を行いたいと考えています。24

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