富山大学芸術文化学部案内2023
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芸術文化の原動力、多様性を自分のものにする何かを創りだしていくためには、異なる考えを持った人と交流し、領域を横断して知識や技術を学び、それらを組み替えることが効果的です。芸術文化学部では、多様な素養の学生が集い、共に学び、お互いの考えを理解する中で、創造性が発揮できるよう次のような工夫を行います。それらを総合して実施しているのが芸術文化学部の『融合教育』です。●実技検査(鉛筆デッサン)と小論文を選択できる入学試験●学生個人の適正や志望に応じて自在な履修の組み合わせが可能なカリキュラム●学生の履修計画や進路志望を気軽に相談できる学年指導教員制度と、メンター教員制度によるサポート体制●アクティブラーニング(グループ討論等をふくむ能動的授業)やPBL(問題解決型授業)を取り入れた「地域連携授業」と「プロジェクト授業」●学部の全教員を対象に卒業研究・制作の指導教員を決定していく制度オープンコース方式の導入2022年度からは、従来のコース所属制度を廃止したオープンコース方式を実施します。学生は自分の適性や志望の変化に応じて、すべての領域の授業を履修することができます(受講環境により、一部の科目で履修制限を設ける場合があります)。この学部で学べる芸術と文化に関する6つの専門領域に対して、入学時から進路が明確な学生は、その志望に必要な学修を突き詰めることができます。また自分の志望が不明瞭な学生は、6領域の専門科目を自在に履修しながら、入学から3年次の間で、じっくりと進路を見つけ出していくこともできます。異なる素養の学生が共に学ぶ環境芸術系の大学はデッサンなどの実技ができなければ入学できないと思われていますが、芸術文化学部では、小論文でも受験できます。「デッサンは描いたことがないけどクリエイティブな仕事がしたい」などの属性の学生が一緒に学ぶことで、多様性のある学修環境がつくられています。五福キャンパスで他学部生と学び、交流する1年次富山大学では教養教育の一元化を実施。1年次は富山市内の五福キャンパスで、他学部生と共に教養教育科目を学びます。また1年次の芸術文化学部の専門教育科目も五福キャンパスで開講します。教員の数だけ専門性があり、学生の数だけ進む道があるオープンコース方式による自在な履修と、自分の適性に呼応した教員との出会いの中で、4年次に取り組む「卒業研究・制作」のテーマが決まっていきます。指導教員の決定は学生の希望が優先されます。希望は芸術文化学部のすべての教員が対象となります。04もっと!!芸文WEB「融合教育」

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