未来を拓く:おもしろい授業・おもしろい研究

小学校におけるプログラミング教育の授業実践と評価

※掲載内容は当時のものです。

2020年4月から、小学校におけるプログラミング教育がスタートしました。算数や理科ではプログラミングを取り入れた学習が教科書にも取り上げられています。例えば、プログラミングにより正多角形を作図することなどです。しかし私たちは、プログラミング教育に関わる学習活動をもっとたくさん提案していくことが必要と考えました。

そこで、6学年の総合的な学習の時間「わたしたちのくらしとコンピュータ」において、児童が、自分の意図するようにロボット掃除機を動かすプログラミングをする活動を取り入れた授業を行いました。また、5学年社会科「自動車づくりにはげむ人々」の発展学習として、児童が、本物の自動車をイメージしてプログラミングロボットに自動ブレーキの機能を持たせたり、自動走行させたりするプログラミングをする活動を取り入れた授業を行いました。

質問紙調査等からは、どちらの授業においても、子どもたちはプログラミングに興味・関心を持って、意欲的に取り組めたことが分かりました。また、このような活動を進める中で、プログラミング言語について理解し、自分が思ったようにロボットを動かせたと感じていることも分かりました。

これからもこのような授業を考えていきます。

長谷川 春生 先生

  • 共同研究者(本研究科修了生、論文等ではこちらが筆頭者)
    伊東 史子(2019.3修了)、林 涼太(2020.3修了)