未来を拓く:おもしろい授業・おもしろい研究

地域デザインPBL

掲載内容は当時のものです。

PBL(Project Based Learning)は、現実の問題に対する探究とその解決に、学生中心で取り組む体験的な学習です。

地域デザインPBLは、第3クォーターに開講され、都市デザイン学部の3年生全員が受講します。専門分野の異なる7人前後の学生からなるグループが、観察・分析・発想・試作・評価を繰り返しながら、地域の問題解決に向けて主体的に取り組みます。

前半は、グループ学習やフィールド実習を行い、具体策を検討します。

グループ学習やフィールド実習の様子

中間のポスター発表会では、検討内容を紹介して同級生・教員・社会人から意見や助言をいただきます。

中間のポスター発表会の様子

後半も検討を続け、最終的には成果を口頭発表し、報告書に取りまとめます。

地域デザインPBLの報告書

2020年度は、16のテーマがあり、1テーマに1〜2グループが取り組みました。例えば、「路面電車の富山大学内延伸の提案」というテーマでは、学生を対象にしたアンケート調査、GISを用いた人口分析、CADを用いた構造計算とイメージ作成、騒音・振動・事故対策の検討、費用収支の概算などを行い、富山大学前駅から中央図書館前ロータリーまでの延伸と15〜20年後を想定した富山大学一帯を一つのまちとする計画が提案されました。

15〜20年後を想定した富山大学一帯を一つのまちとする計画のイメージ

学生は、この地域デザインPBLを通して、大学でのここまでの学びを確認し、自分の成長を実感するとともに、協働の必要性を感じています。