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富山大学と東京大学宇宙線研究所がハイパーカミオカンデ等における宇宙素粒子物理学研究推進のための覚書を締結

令和8年6月4日(木)、富山大学において、本学と東京大学宇宙線研究所との「ハイパーカミオカンデ等における宇宙素粒子物理学研究推進のための覚書」調印式を執り行いました。

「調印式には、本学から齋藤学長、酒井理事、松田理学部長、中野助教が、東京大学宇宙線研究所から荻尾所長、塩澤神岡宇宙素粒子研究施設長、森山教授が出席しました。

ハイパーカミオカンデ計画は、東京大学と高エネルギー加速器研究機構(KEK)を中核機関とする国際共同研究プロジェクトで、ニュートリノの精密測定、陽子崩壊の探索、ニュートリノ天文学の展開を通じて、宇宙と物質の根源に迫ることを目指すものです。2026年5月現在、世界23か国から約670名の研究者が参画し、岐阜県飛騨市神岡町の地下において、2028年の観測開始を目指して次世代の素粒子観測装置「ハイパーカミオカンデ」の建設が進められています。

今回の覚書は、ハイパーカミオカンデの建設、運転およびサイエンス成果の創出を含む宇宙素粒子物理学研究ならびに、それに伴う教育を推進することを目的とするものです。東京大学宇宙線研究所は、本学に対し、ニュートリノなど宇宙素粒子物理学に関連した教育上および研究・開発上の支援を行い、本学はハイパーカミオカンデの地域の研究拠点として、東京大学宇宙線研究所およびハイパーカミオカンデの共同研究者に対し、研究環境を提供します。

本学では今後、ハイパーカミオカンデ実験の外水槽に設置される光電子増倍管の性能評価や組み立てなど設置に向けた準備に取り組みます。これらの活動にはイギリスの研究者グループをはじめとする国内外の研究者が関わる予定であり、本学の大学院生にとっても、世界最先端の国際共同研究に参画し、専門性と国際性を身に付ける貴重な教育機会となります。

調印式において齋藤学長は、KAGRAにおける連携に続き、世界最先端の大型研究計画に本学が参画し、地域の研究拠点として役割を担うことは大変意義深く、何より世界最先端の国際共同研究に参画できる機会は学生の将来にとっても大変貴重な経験になると述べ、ハイパーカミオカンデ計画の成功への期待を示しました。

本学は、本覚書の締結を契機として、東京大学宇宙線研究所との連携を一層強化し、ハイパーカミオカンデ計画をはじめとする宇宙素粒子物理学研究の推進と、次世代を担う人材の育成に貢献してまいります。

東京大学宇宙線研究所 荻尾所長と齋藤学長

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東京大学宇宙線研究所附属神岡宇宙素粒子研究施設 塩澤施設長

富山大学の協力内容について説明する学術研究部理学系 中野助教