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免疫の抑制系が医薬品による副作用発症をコントロールすることを発見 ~副作用の個人差を生み出す要因を解明する糸口となる可能性~

千葉大学大学院薬学研究院の青木 重樹 講師、伊藤 晃成 教授、薬学部6年生の桑原 佐季 氏、富山大学学術研究部薬学・和漢系(和漢医薬学総合研究所)の薄田 健史 助教らの研究グループは、「医薬品による副作用の個人差」を生み出す要因として、医薬品が生体の免疫を活性化する現象に加えて、その対となる抑制システムの大小も重要であることを発見しました。

今回発表する成果は、医薬品の副作用を起こしやすい体質がある人を判別するための手がかりを与えるものであり、今後研究を進めていくことで、副作用が発症するリスクを医薬品の開発段階や医療現場において予測できるようになることが期待されます。

プレスリリース[PDF, 788KB]