中国・瀋陽薬科大学訪問団が富山大学を訪問
2025年7月28日から8月1日にかけて、中国の瀋陽薬科大学から学生12名、引率教員2名の訪問団が本学を訪れました。この訪問は大学間交流協定に基づき実施され、学術交流と文化理解を深める貴重な機会となりました。
7月28日には医薬イノベーションセンターで開講式が行われ、松谷薬学部長が本学の紹介を行い、瀋陽薬科大学講師であり本学の卒業生でもある李嗣凱教員が挨拶されました。その後、薬学部附属薬用植物園の見学や本学学生との交流が行われました。両大学の学生はそれぞれの学生生活や文化などを紹介し合うなど、活発な意見交換を行いました。

前列左から 趙国際課コーディネーター、王 純爽瀋陽薬科大学学生指導教員、
中野薬学副学部長、松谷薬学部長、 李 嗣凱瀋陽薬科大学講師、安土国際課長
訪問期間中、瀋陽薬科大学の学生たちは2グループに分かれて、薬学部及び和漢医薬学総合研究所の各研究室を訪問し、最新の研究成果や設備を見学し、各研究室の教員から研究方法等について直接指導を受けました。さらに、富山市内の伝統医薬学関連施設や富山市ガラス美術館なども訪れ、地域の伝統的な医療と文化に触れました。
8月1日の閉講式では、東田和漢医薬学総合研究所長が挨拶を行い、瀋陽薬科大学の学生たちによる研修報告が行われました。訪問団は、本学薬学部及び和漢医薬学総合研究所の研究内容や実験施設に強い関心を示し、富山の美しい景色と温かい歓迎に深く感銘を受けていました。
瀋陽薬科大学と本学薬学部は2012年より推薦入試のプログラムを実施しており、毎年、数名の学生が本学に留学しています。今回の短期訪問を通じて本学への推薦入学に関心を高めた学生も見られました。両大学の今後のさらなる交流の発展が期待されます。