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第1子と第2子で発達に違いはあるのか? エコチル調査より観察された乳児期の出生順位による差

概要

 富山大学 学術研究部医学系 公衆衛生学講座 の土田暁子助教らの研究グループは、 「子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)」のデータを用いて、同じ母親から生まれた第1子と第2子のきょうだい2,117組を対象に、生後6か月および12か月時点の発達状況を比較しました。その結果、生後6か月の時点で、第2子は第1子と比べて発達指標(ASQ-3)の得点が低い傾向がみられ、こうしたきょうだい間の差は生後1年以内から観察されることが明らかになりました。また、第2子では保護者の関わり得点も低い傾向がみられました。本研究は、家庭ごとの差異を統制する統計手法により、出生順位に関連する発達差が乳児期早期から観察される可能性を示した点に意義があります。

この研究成果は、米国医学会AMA(The American Medical Association)が発行する国際的な査読制医学誌「JAMA Network Open」に現地時間2026年3月6日に掲載されました。

 本研究は環境省の子どもの健康と環境に関する全国調査に係る予算を使用し行いました。
論文に示した見解は著者自らのものであり、環境省の見解ではありません。

研究内容の詳細

第1子と第2子で発達に違いはあるのか? エコチル調査より観察された乳児期の出生順位による差[PDF, 703KB]

論文情報

論文名

Birth Order Differences in First-Year Neurodevelopment

著者

土田暁子1,2・松村健太1,2,3・笠松春花2・田中朋美2,4・浜崎景1,2,5・稲寺秀邦1,2・JECSグループ6

  1. 富山大学 学術研究部医学系 公衆衛生学講座
  2. 富山大学 エコチル調査富山ユニットセンター
  3. 青森県立保健大学 健康科学部 健康科学総合教育部門 疫学・精神栄養研究室
  4. 富山大学 医学部 小児科学講座
  5. 群馬大学大学院 医学研究科 公衆衛生学
  6. JECSグループ:エコチル調査運営委員長(研究代表者)、コアセンター長、メディカルサポートセンター代表、各ユニットセンターから構成

掲載誌

JAMA Network Open(2026年3月6日掲載、9巻、3号、e261265)

DOI

https://doi.org/10.1001/jamanetworkopen.2026.1265

お問い合わせ

富山大学 学術研究部医学系 公衆衛生学講座
助教 土田 暁子