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母乳で育った子どもは「睡眠不足が少ない傾向」 −エコチル調査からの8万人超の結果より−

概要

富山大学医学薬学教育学部 生命・臨床医学専攻 博士課程の中川結理らのグループは「子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)」のデータを用いて、乳児期の栄養方法と1歳時の睡眠時間との関連を検討しました。その結果、生後6か月までに母乳を与えられていた子は、人工乳のみで育った子と比べて、1歳時に睡眠不足となる子が少ない傾向にあることが明らかになりました。本研究は、約8万人という大規模出生コホートの対象者を分析して検証しており、乳児期の栄養方法が睡眠リズムの形成に関与している可能性を示した点に意義があります。

この研究成果は、ヨーロッパの栄養学系専門誌「European Journal of Clinical Nutrition」に2026年3月31日にオンライン掲載されました。

 本研究は環境省の子どもの健康と環境に関する全国調査に係る予算を使用し行いました。
 論文に示した見解は著者自らのものであり、環境省の見解ではありません。

研究内容の詳細

母乳で育った子どもは「睡眠不足が少ない傾向」 −エコチル調査からの8万人超の結果より− [PDF, 619KB]

論文情報

論文名

Breastfeeding and children’s sleep duration at 1 year of age: A nationwide birth cohort – The Japan Environment and Children’s Study

著者

中川結理1,2・松村健太2,3,4・土田暁子2,3・稲寺秀邦2,3・JECSグループ5

掲載誌

European Journal of Clinical Nutrition(オンライン先行掲載:2026年3月31日)

DOI

https://doi.org/10.1038/s41430-026-01718-1

お問い合わせ

富山大学 エコチル調査富山ユニットセンター
稲寺 秀邦(富山大学名誉教授)

  • TEL: 076-415-8842
  • Email: