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生後 6 か月までの母乳育児の状況と6 歳までの子どものアレルギー疾患罹患との関係

概要

富山大学 名誉教授 稲寺秀邦(富山大学 エコチル調査 前富山ユニットセンター長)らの研究グループは、「子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)」に参加した88,037組の母子を対象に、生後6か月間の母乳育児の状況と、6歳までのアレルギー疾患(気管支喘息、アレルギー性鼻結膜炎、食物アレルギー、アトピー性皮膚炎)罹患との関連について検討しました。
その結果、生後6か月の間、粉ミルクのみで育児をしたグループに比べて、母乳のみで育児をしたグループでは、生後1歳および2歳時の気管支喘息、2歳時のアレルギー性鼻結膜炎の罹患リスクの低下と関連していました。一方、混合栄養および母乳のみで育児をしたグループでは、粉ミルクのみで育児をしたグループに比べて、生後1歳および2歳時の食物アレルギーの罹患リスクの上昇と関連していました。
本研究は、母乳育児の継続期間と子どものアレルギー疾患罹患との関連を示したものであり、母乳育児のあり方や小児アレルギー疾患の罹患・予防について検討する上で重要な知見を与える成果といえます。

この研究成果は、国際的な医学系専門誌「BMC Pediatrics」に2026年4月21日に掲載されました。

 本研究は環境省の子どもの健康と環境に関する全国調査に係る予算を使用し行いました。
 論文に示した見解は著者自らのものであり、環境省の見解ではありません。

研究内容の詳細

生後6か月までの母乳育児の状況と 6歳までの子どものアレルギー疾患罹患との関係[PDF, 568KB]

論文情報

論文名

Caesarean section may be associated with suspected motor developmental delay at 3 years of age in the Japan Environment and Children’s Study

著者

稲寺秀邦・酒井淳子・寺下新太郎・島田佳奈子・稲野仁美・𡈽田暁子・JECSグループ*
*JECSグループ:エコチル調査運営委員長(研究代表者)、コアセンター長、メディカルサポートセンター代表、各ユニットセンターから構成

掲載誌

BMC Pediatrics(2026年4月21日掲載)

DOI

https://doi.org/10.1186/s12887-026-06864-w

お問い合わせ

富山大学 エコチル調査富山ユニットセンター
稲寺 秀邦(富山大学名誉教授)

  • Email:

富山大学 エコチル調査富山ユニットセンター事務局(担当:竹田