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ワンオペ育児の敵は「父の長時間労働」父親の労働時間が長いほど、わが子とかかわる時間が減る~エコチル調査より~

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富山大学 エコチル調査富山ユニットセンターの笠松春花リサーチコーディネーターらのグループは、父親の長時間労働がわが子とのかかわりを減らす大きな要因であることを明らかにしました。本結果は約43,000人の父親を対象とした世界初の知見です。

この研究成果は公衆衛生学研究の国際専門誌「Frontiers in Public Health」に2023年6月27日に掲載されました。

※「ワンオペ」とは「ワンオペレーション」の略で、家庭では夫婦の一方が育児や家事全般を担う状態を指します。

本研究は環境省の「子どもの健康と環境に関する全国調査」の予算を活用して実施されました。論文に示された見解は著者個人のものであり、環境省の見解を示すものではありません。また、利益相反はありません。

研究内容の詳細

ワンオペ育児の敵は「父の長時間労働」父親の労働時間が長いほど、わが子とかかわる時間が減る~エコチル調査より~

論文詳細

論文名

Impact of longer working hours on fathers’ parenting behavior when their infants are 6 months old: The Japan Environment and Children’s Study

著者

笠松春花1、𡈽田暁子1,2、松村健太1,2、浜崎景1,2,3、井上真理子2、稲寺秀邦1,2、JECSグループ4

1 富山大学エコチル調査富山ユニットセンター
2 富山大学学術研究部医学系公衆衛生学
3 群馬大学大学院医学系研究科公衆衛生学分野
4 エコチル調査関係各センター

掲載誌

Frontiers in Public Health(2023年6月27日オンライン掲載)

DOI

https://doi.org/10.3389/fpubh.2023.1100923

お問い合わせ先

富山大学エコチル調査富山ユニットセンター
リサーチコーディネーター 笠松春花