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令和8年度富山大学ダイバーシティ・シンポジウムを開催

 9月24日、五福キャンパスにおいて、令和8年度富山大学ダイバーシティ・シンポジウムを開催しました。多様性を尊重し、それぞれが能力を発揮して活躍できる環境づくりを目的としてダイバーシティ推進センターが主催し、学生や教職員、一般を含む184名が参加しました。

 講師には、直木賞作家であり、富山大学で助教等を務めた経歴を持つ伊与原 新氏をお招きし、「『小説』×『科学』  私の小説活動」と題してご講演いただきました。伊与原氏は、自身の最新著書『翠雨の人』や、ドラマ化された『宙わたる教室』をはじめとする作品について、制作秘話や作品に込めた思いなどを紹介し、科学を題材に物語を紡ぐ中で大切にしていることなど、研究者としての経験がどのように作家としての歩みにつながったかについてお話しいただきました。会場では、伊与原氏の話に熱心に耳を傾ける参加者の姿が見られ、講演後の質疑応答では、学生からも多くの質問が寄せられました。自身の専門分野や進路、研究と社会との関わり、ダイバーシティについての考察など、それぞれの関心から投げかけられた質問に、伊与原氏が一つひとつ丁寧に答える場面もあり、参加者が講演を通して新たな気づきや刺激を得る機会となりました。

 富山大学で研究者として過ごした伊与原氏が、今度は作家として母校の壇上に立ち、科学の知見と、人や世界への温かさが文章に溶け込む伊与原作品の世界観に参加者が引き込まれる、印象深いシンポジウムとなりました。