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ノーベル化学賞受賞者 田中耕一特任教授による特別授業(講義)を開催

2022年11月16日(水)、2002年にノーベル化学賞を受賞された田中耕一氏(株式会社島津製作所エグゼクティブ・リサーチフェロー/富山県出身)による特別授業を杉谷キャンパス大講義室において開催し、薬学部生や薬学系大学院生ら約200人が参加しました。

同氏は富山県の協力のもと、2018年4月に富山大学及び富山県立大学の「特任教授」に就任していただいており、両大学において年に1回特別授業を行っています。5回目の特別授業となる今回は昨年のオンライン開催をはさんで2年ぶりに対面での開催となりました。

今回の特別授業は「質量分析 その基礎と応用」と題して、質量分析(MS)や計測の基礎を知る事で様々な科学技術分野への理解・応用が広められる事や、複雑な概念を模式図やアニメーションを用いることで異分野の知識や経験と関連付けられる事について、自身の経験を交えて解説されました。

特別授業に参加した学生からは「今まで何となくの理解で使用していた質量分析計の理論・メカニズムについて詳細に知ることができた」「物事を模式図、もしくはマンガのように簡略化することで別の物事に発想を飛ばす話が印象的だった」「異分野、異業種連携の大切さを改めて知った」「画期的な改善というのはちょっとした発想の転換から生まれるということがわかった」等の感想がありました。

講義を行う田中特任教授

講義に耳を傾ける学生ら