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インドからの学生等の受入れを実施

富山大学は、令和5年1月23日~24日に、インド・アンドラプラデシュ州(AP州)から来日した大学生11名及び教員2名の受入れを行いました。

本受入れは、富山県が交流・協力に関する覚書を締結しているAP州の大学から優秀な学生を招へいし交流することを目的とした、富山県申請・採択の2022年度「国際青少年サイエンス交流事業(さくらサイエンスプログラム)」の一部として実施したものです。

1日目は、大学院持続可能社会創成学環にて受入れを行い、はじめに和田直也学環長による同学環の概要説明がありました。つづけて、倉光英樹教授による富山県とインドの水環境汚染に関する講義及び水質測定の実験、AP州出身のモハン・ギータ教授によるSDG’sに関する模擬授業が行われました。次いで、一行は、学外学習として立山連峰と富山湾を一望できる富山港展望台を訪れ、堀江典生教授から、高度差が4,000メートルに及ぶ富山県の自然環境などについて説明を受け、そののち、国指定重要文化財である北前船廻船問屋「森家」を見学し、伝統的な建築様式や北前船交易が富山県の食文化に与えた影響などについて学びました。

1日目のプログラム終了後には富山県庁で交流会があり、本学教員のほか、大学院理工学教育部と医学薬学教育部所属の外国人留学生2名が参加し、AP州の学生・教員と親睦を深めました。

2日目は、本学国際機構の朴講師引率のもと、富山県イタイイタイ病資料館を見学し、富山県神通川流域で発生した四大公害病のひとつであるイタイイタイ病の歴史と、環境・健康の大切さを学びました。

今回の受入れを契機に、富山大学とAP州の大学との学術交流を発展させ、インドからの留学生の受入れ増につなげることが期待されます。

実験の説明をする倉光英樹教授(左)と和田直也学環長(右)

参加者集合写真